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秋田東支部について
 

錦心流琵琶全国一水会は、現在東京に本部を置き、


全国に30の支部を有する薩摩琵琶会最大の演奏芸能団体です。

秋田東支部は、本部の認可を得て、平成23年に設立されました。

楽しみながら稽古をし、楽しみながら発表会や普及活動をする事をモットーとしております。

古より日本人の心を表現する琵琶の音色を一緒に奏でてみませんか。

 

日本の琵琶について
 

日本の琵琶は、

①雅楽で使う「楽琵琶」 

②盲僧が経典を唱えるときに使う「盲僧琵琶」 

③盲僧が平家物語の伴奏で使った「平家琵琶」 

④武士の教育に使われた「薩摩琵琶」

⑤女性にも弾きこなせるように改良された優雅な「筑前琵琶」の5種類があります。


 琵琶のルーツは、ササン朝ペルシャ(現在のイラン)時代のバルバットという楽器が、シルクロードを経て現代の中国に伝わり、琵琶(ピパ)という楽器が造られ、それが朝鮮半島を経て、日本の奈良時代に仏教美術と共に九州に渡来します。

それが現在に伝わる雅楽で使われる楽琵琶となります。 

 

 それとほぼ同時に別ルートで中央アジアから九州に伝わったのが盲僧琵琶です。盲僧が経典に節を付けたものを全国行脚し各地に広まりましたが、現在では全国的にほぼ消滅してます。

 平家一門が滅び、鎌倉時代に入って、盲僧が平家の盛衰を弾き語る芸能が流行しました。それが平家琵琶です。
楽琵琶を小型化して携帯用にしたもので江戸時代に入って三味線が流行してからは平家琵琶は急速に廃れていきました。

現在では、全国で数名の方が継承しているようです。
 
 室町時代に入り、薩摩(現・鹿児島)で中興の祖といわれる武将島津忠良公が、若い武士達の情操教育として、盲僧琵琶の検校たちに命じて造らせたのが、薩摩琵琶です。

仏教や儒教の思想を基調とした教訓的な歌と力強い奏法が特徴です。

 明治時代に入って女性には弾きにくいとされた薩摩琵琶を改良し、三味線音楽の良さを取り入れて、より芸能としてのジャンルを確立したのが筑前琵琶です。近代的な楽器です。

 現在、日本でもっとも多く演奏されているのが薩摩と筑前ですが、戦前は全国に数万人もの愛好家を有した琵琶楽も、戦後、西洋音楽の普及により急速に衰退し、現在では全ての流派をあわせても1000人程度の人口となってしまいましたが、各流派が創意工夫、切磋琢磨し、普及に尽力をしております。


 

錦心流琵琶について
 

薩摩では門外不出とされてきた琵琶ですが、西幸吉という名人が、明治天皇の前で御前演奏をしたのをきっかけに東京に広まりました。

その後、永田錦心という天才的琵琶師が現れ、格調高く実質剛健な薩摩琵琶に、三味線音楽等の哀愁を取り入れ、流麗なる琵琶歌を作詞作曲し、一躍全国を風靡しました。 

これが、錦心流琵琶の始まりです。

 

薩摩琵琶は「錦心流」「薩摩正派」「錦琵琶」「鶴田流」の4流派があります。

それぞれが持ち味を生かした演奏を展開しております。
 

古より日本人の心を表現
する琵琶の音色を一緒に奏でてみませんか。
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